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中国語のスクールや翻訳、通訳サービスをはじめ、ビジネスセミナーなどを開催している。昨年(2007年)、上海にグループ会社を設立し、中国進出といった企業向けのビジネスサポートにも力を注ぐ。
山崎こずえさん(37歳)は、大学卒業後、大手生命保険会社に勤務するが、日本で女性である自分でも、一生職業として成り立つような、スキルを身につけたいと考え、中国語を学ぼうと決めた。
上海に語学留学をし、1年程学んだ後、そのまま上海の語学学校で契約社員として、1年半日本語教師として働いた。
20代前半の頃から起業への思いはあった。しかし「その頃は、自分は何ができるのか、何で起業すればいいのかわからなかった」という。
あるとき、一冊の教材と巡り会った。
「『一目ぼれの中国語』という中国の出版社が発行しているものでした。これを売りたい! と思い、すぐに出版社を訪れました」
自分自身が中国語を学んでいた。日本語教師として語学を教えていた経験もある。これほど優れた教材はない! と確信し、よい教材があるなら学校を始めよう……そう思うと、すぐさま足が動いていたという。
出版社を訪れたが、旧正月のため会社は休みだった。ところが帰国後、本の隅々まで読み込んでいくと、著者が、かつて働いていた語学学校の先生の一人ということに気づいた。著者という知り合いを介して出版社に交渉すると、取引可能となり、CD付きの教材を150注文し、早速輸入した。
「段ボールが届き、開けてみると愕然としました。日本で販売できる品質のものは、たった1セットしかありませんでしたから(笑)」
そのことに愕然としながらも、考えてみた。
「ただ、頭ごなしにクレームを出してもどうにもならないと思ったのです。本が折れ曲がっていたりするのは製本マシンの問題で、それくらいのことでは、中国では商品価値があり、普通に売られています。出荷した相手の悪意ではないことを理解した上で、なぜ日本で売れないのかを説明しました」
相手の文化を尊重した上で、日本の事情を丁寧に説明することで、相手にも理解を促し、すべて返品、再発送してもらえたという。
語学は、コミュニケーションの第一歩。その語学を教えることから始まった学校だが、こうした体験を元に、ビジネスセミナーも開催する。
「日中に限らず、その地域ごとの文化の違いは必ずあり、どうしたらその溝が埋まるのか、ビジネスを成立させる秘訣を体験からお話しています」
今後は、観光・ビジネスともに海外から日本に来る人が増えて来ると山崎さんは考える。そんな「留学生や駐在員の子どもたちに向けた、語学フォローや生活情報などを伝えていきたい」とのことだ。
PROFILE
2005年設立。中国語スクール事業を開業の後、翻訳サービスや通訳の紹介、法人向けのビジネスサポート業務など展開。2007年中国・上海にグループ会社を設立。同年8月有限会社から株式会社に改組。
http://www.juelins.com/
やまざき こずえ
一橋大学商学部経営学科卒業後、大手生命保険会社に入社。2000年退職。中国へ語学留学の後、日本語教師として働く。帰国後、貿易商社に勤務の後、独立。中国語スクール開業。2005年会社設立。1971年生まれ。神奈川県出身。
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