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自身も看護師として働く中友美さん(35歳)は、インターネットの特性を生かし、看護師の環境をよりよく改善していきたいということで、SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)の「A-LINE 3rd Place(サードプレイス)」の運営を始めた。
高校3年で進路に迷った時、祖母が看護師をしていて身近な職業であったことや、何か資格を得て自立できる職業に就こうと考え、看護高等専修学校に進み、看護師となった。
「自分の体験から考えてみても、病院は、気分や体調が優れない時に行く場所です。担当する看護師次第で不安にもなれば、元気づけられもします」
また、小規模のクリニックから大病院勤務で看護師としての経験を積んでいくうちに、どこの病院でも共通することがあると気づいた。
「看護師がいきいき働いている病院ではいい看護をしているということです」
しかし、看護師同士は、隣の病院のことや同じ病院の中でも科が違えば他の状況はわからず、情報流通が悪いという実態があった。たとえば、悩みや相談を聞き合えたり、お互いの知恵を生かして協力できる場があればどんなによいかと考えていた。
この間、働きながら、大学で文学を、大学院ではビジネスについて学んでいた。ニュージーランドへの短期留学も経験し、医療界以外の人脈も広がっていった。医療業界に限らず、他業種の人の話を聞くことでまた、一層背中を押された。
「看護師は最も患者に近い存在で、医師の特徴や医療の仕組みもわかっています」
その利点を有効に活躍の場を広げられればと、「看護界を変える!」をスローガンに掲げ、SNSを立ち上げた。現在、会員は20歳の学生から、60代のベテラン看護師、海外に在住する看護師など1200名を超える。病院から調査やコンサルタント業務の依頼を受けたり、看護師の紹介や派遣業務も行うようになった。
今後は、研修や講演など、活躍の場を広げ、「看護師同士が相互協力し、医療環境をよりよくしていきたい」とのこと。
PROFILE
A-LINE株式会社
http://www.aline.jp
2006年6月設立。看護師および看護学生の雇用促進支援や看護師専門ソーシャルネットワーキングサイト運営を行う。
なか ともみ
看護高等学校卒業後、東十条病院や三井住友銀行・健康開発センター等で看護師として働く。明治大学大学院グローバルビジネス研究科修了。2006年会社設立。2007年6月日本看護連盟幹事に就任。神奈川県出身。35歳。
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