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久保田里奈さん(34歳)は、ITを使ったビジネスマーケティングやコンサルティングといった業務を主に行っている。
「人と人、企業や商品、サービスすべてを個=Personalと考え、技術を使ってそれらをつなぎます。私たちはそうした取り組みをPersonal Technologyと呼び、すべてはそれに基づいて考えます」
社名である「フューチャー・コネクション」とは、未来に続くコネクターの意を込め、名付けたとのことだ。
久保田さんは、幼いころから理系の勉強が好きで、高校時代から建設業界にあこがれていた。
大学では建築学科に進み、建築工学を学んだ。しかし大学在学中に日本のバブル経済が崩壊し、厳しい就職難に追い込まれた。四大卒の女子学生の就職は特に厳しく、やむなく、故郷新潟で地元のゼネコンにUターン就職した。
仕事への熱意は人一倍強かったが、新潟に帰れば帰ったで、四大卒の女性ということで、煙たがられることもあったという。1年程勤務し、実力を試すべく再び上京を決意。
東京の大手人材派遣会社に登録し、CADオペレーターとして複数の大手企業で経験を積む。この間、多様なジャンルのプロジェクトに携わった。
「いろんなことを実際に経験してみないと、自分は何が得意なのかがわからなかった。派遣を通じてさまざまな企業のプロジェクトに携わり、自分が何が得意で、どんなことがしたいのかが見えてきた」
そんな中で、時代の流れもあり、ITのノウハウを活かしたWEBマーケティングの仕事で独立した。
最近、インターネットから生まれるムーブメントがある。これについて、「SNSにしても、何にせよ、ITという技術を使っているが、これらは人の思想が具現化されたもの。ツールとしてITを使っていても、結局は人の心が要」と説く。
また、「ある意味、テレビはローカルだが、インターネットは、世界に発信できるメディア」
といえる。
「テレビは、日本国内もしくはもっと狭い地域のみでしか情報を提供、受信できないメディアだが、インターネットなら個人でも瞬時に世界に情報を発信できるという特性と可能性を持っている」
ITは、いわば、誰もが世界に挑戦できるチャンスの場。
しかし、「日本人はまだまだ上手に使いこなせていないと思うのです」と語る。
今後は、ITをもっと文化的に活用したいと考え、アイデアが尽きない。WEB上でバーチャルな展覧会を開催するなどして、陶器や着物といった日本の職人技を活かした製品、日本ブランドを世界に発信していきたいというビジョンを描く。
PROFILE
株式会社フューチャー・コネクション
http://www.futureconnection.jp/
2006年設立。CGMプランナーやWEBローカライズといったWEBコンテンツの企画・運営を行っている。
くぼた りな
東海大工学部建築学科卒。新潟県でゼネコン企業にUターン就職の後、再び上京。東京で派遣社員としてCADオペレーターとして働く。その後、2003年WEBマーケティングやプランナーとして独立し、'06年会社設立。34歳。新潟県出身。
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