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鈴木 純子さん 株式会社アプロディー代表取締役
インターネット使い、相互サービスを提供する
e-business関連の開発事業やWEBのコンサルティングなどを行なっている鈴木純子さん(42歳)は、幼い頃から、美術と数学が得意だった。高校受験に失敗し、最初の挫折を経験した。進学後、「5科目バランスよく」という学校のものさしで人を評価されることに疑問を感じて、「大学に進学しても、いずれは自分で仕事を始め独立して社長になろう」と、16歳のときから心に決めていた。

そして今度は大学受験に失敗し、専門学校に進学した。マーケティングや会計基礎を学び、コンピュータ会社に就職した。会計システムを設計し、プロジェクトリーダーとして仕事を任されることもあり、親子ほど年の離れた人から「先生」と呼ばれ、取引先でコンピュータやシステムのことを説明していた。しかし、システムは作れても、実務に自信が持てず、独立の夢を抱きながらもその一歩が踏み出せずにいた。働きながら中小企業診断士の資格取得を目指して勉強もした。同時に、ビジネスの資格だけではなく、ダイビングやクレー射撃、ハングライダーといった趣味の世界も広げていった。

10代から変わらず独立への思いはあるが、30歳を目前にあと一歩が進めない。そんなとき、太平洋を横断する40日間の航海に出た。訓練士として船上で忙しく過ごしていたある夜、ふと、夜空を見上げていると、すべての迷いは消えてしまった。
「コンピュータを使った仕事をしよう」。

航海を終え帰国後、起業を決意し、経営者の先輩である祖父に相談をした。すると、応援の言葉をもらうどころか厳しく一喝された。
「税金を納めぬ会社は罪。ビジョンを明確に。地域貢献せよ」
とのことだった。

小規模でも地域社会のことも考える余裕のある会社に。専門家のネットワークを活かし、ITの力によってビジネスを具現化し、育てていく。そんなビジネスを実現させていこうと決意した。

そして、従来は、売り切りの一方通行だったネットショッピングの形を発展させたひとつのビジネスモデルを実践した。喜久屋の「e-closet」では、ネットで注文を受け、衣類を預かり、再び、顧客の手元に戻す相互通行のサービスを行なっている。また、自分自身も出張をはじめ、旅に出ることが多く、衣類の持ち運びやクリーニングの利用をしながらこれを簡略化するサービスはないかと考えていた。そんな体験をもとに、「旅先で着た衣類をクリーニング&洗濯でき、全国どこからでも旅の衣類をクリーニングできるという 『旅クリ(たびくり)』サービスを展開している。

また、会社の事業だけではなく、祖父の言葉を常に心に置き、NPOとしての活動も行なっている。
PROFILE

株式会社アプロディー
http://www.aphrodi.co.jp/
1995年創業。翌年有限会社に。マルチメディアコンテンツの制作およびWEBの開発等を行なう。'99年株式会社に組織変更。現在は、e-business開発事業と携帯コンテンツ事業を主に行なっている。
会社所在地;東京都中野区中野2-29-15-708

すずき・じゅんこ
東京CPA専門学校を卒業後、コンピュータ会社に勤務。コンサルティング会社、ソフト制作会社を経て、'96年有限会社アプロディー設立。42歳。茨城県出身。
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