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桜井 一葉さん 株式会社フレッシュハーツ代表取締役社長
「シネマ」にこだわり、多メディアで展開
子供の頃から女優、タレントとして活動していた櫻井一葉さん(38歳)は、役者生活12年目の節目に、自身のマネジメント会社として独立して、フレッシュハーツを設立した。その後、自分で演じる側から、タレントをマネジメントをする側へと転身し、俳優や映画監督などのマネジメントをしている。また、役者向けの演技指導を行なうワークショップなども主催し、キャスティングや、映画、CMなどの映像の企画制作全般を手がけるプロダクションを運営している。

会社設立から今までを振り返る。
今からおよそ7年前……。
「まだ、高校生で17歳だった高田宏太郎との出会いは大きかった」
当時、町を歩けば、人だかりがすぐにでき、動けなくなるほどの人気。高校生モデルとして、ティーン向けの雑誌で活躍中の少年の魅力は、「187cm」のスレンダーなルックスだけではないと確信した。

映画「9〜NINE〜」(香月秀之監督)で、スクリーンデビューを飾ると、とよた真帆、ミッキーカーチスといった個性派俳優に脇を固められ、堂々と主役を演じ切り、その後も次々と主演作が決まっていった。同作品では、自らも制作プロデュースを務めた初めての作品。
以来、「映画作り」への思いは一層強くなっていった。
03年、IT時代全盛期を迎え、「インターネットで見せるドラマ」作りの話が舞い込んだ。映画館の巨大スクリーンで見せることとは環境がまったく違う。何より、見る側により、画質も、音響も、通信環境も異なり、そして最大のポイントである、どれだけの需要があるのかということも、まだまだ未知数だった。そのため、
「映画制作とは遥かにケタ違い。制作費が600万〜700万円と、1000万円を切ることもあった……」。
通常の映画制作費より遥かに低予算ではあるが、インターネットであろうが、配信するからには作品という概念で、「インターネットドラマ」ではなく、「ネットシネマ」という言葉にもこだわりを持つ。

原作のよさやキャスティングに力を注ぎ、2004年〜2005年の夏までに22本の作品を制作した。中には、室井佑月さんや中谷彰宏さん原作のストーリーや、とよた真帆さんや秋本奈緒美さんらの出演作もある。また、オセロの松嶋尚美さんやグラビアアイドルの若槻千夏さん、熊田曜子さん、川村ひかるさんといったタレントに目をつけ、彼女らが「初主演」「映画デビュー作」となる作品も中にはある。

ネット配信を続けておよそ二年目の2005年8月ひとつの大きな変化が起きた。
神奈川県・横浜市にあるフレンダムが運営する映画館「ジャック&ベティ」で、「ネットシネマ」として生まれた作品「怖来FURAI」(藤井秀剛監督)が上映された。また、山形県には、「ファイブコインズ・シネマ」というネット配信用の映画を上映する専用の劇場もオープンした。
「自宅のパソコンで見ることを想定して創っていても、常にスクリーンを意識している」
だからこそ、ワンコイン(500円)シネマとして、ネットから生まれ、スクリーンで上映する映画として、新たな映画ビジネスの形としての展開が期待されている。
PROFILE

株式会社フレッシュハーツ
http://www.f-hearts.com/
1993年会社設立。映画、ドラマ、CM等の製作とタレント文化人のマネジメントを行なう。主な作品に、星野亜紀主演WOWOWドラマ「ドラゴンフライ」(香月秀之監督・室井佑月原作)10月29日〜放映。
哀川翔主演、映画「デコトラの鷲 PART4」(香月秀之監督・出演高田宏太郎 ・柳沢慎吾、ほか)

さくらい かずは
文京女子短大卒。学生時代から映画やTVを中心に女優、タレントとして活躍する。93年に独立し、フレッシュハーツを設立。03年よりインターネットで配信する「ネットシネマ」の制作プロダクションとして参画。プロデューサーを務める。38歳。東京都出身。
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