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TOP > ビジネスプランコンテスト > 受賞者日記 > 平山 佐知子さんの日記
受賞者日記
壱岐島を丸ごとブランド化 〜アンテナショップ「IKINASAI」の開業〜 写真
平山 佐知子さんの詳細
2008年10月08日の日記
「本当の試練が始まる」
壱岐もの屋は旅館から独立採算制であるのでしっかりと利益率が出る経理にはなっている。ただ、旅館のような箱物ビジネスと比べると食品製造業というのは、非常に利益率が低い商売であることが分かる。
食品でも粉モノ(ラーメン・たこやきなど)は起業もしやすく、うまく軌道にのれば、30−50%完全利益として回すことができるという。食品で一番おいしいのは、多分、フランチャイズで高収益を上げるか、2−3店舗で年商3億とかのラウンジ居酒屋でしっかり稼ぐか? それでも、景気に左右されやすいので、成功者はごくまれで結局は貯金を崩して生活することもままならないと思う。
でも、正直に言おう、食品で食べていこうと決めたら、相当情勢は厳しいことを。
食品製造である程度の信頼を得ると、安定した会社経営はできるかもしれない。
でも、誰に売るの? どういう方法で? となると、利益優先になってしまうこともあったりして、自分の矜持というものを常に確認しながらの経営です。
ただ、思うのは、今まで主婦目線で野菜を売る、主婦目線で素材を売る人というのは商店街の奥さんがコツコツ売ることを辞めてから、ほとんど無くなってしまったと思います。今は素材を見極めて売る小売業って昔に比べると少ないなあ。
大手の食品会社も常に、男目線なんですよね。レトルトカレー、カップラーメン。これらもスゴイけど、やっぱり主婦目線ではないよなーと。
でも、最近家でご飯を作る人が少なくなってきていて、日本人の想像力や親子関係のモノ作りの視点での子育てが希薄になっている点に非常に危機感を感じます。
みんな、いつ、店は出店するのお! って言って待っていてくださるのですが、手作りする人に食材を固定した店舗で売るっていうのは、やはり時代に即していないなあと。移動店舗の道など、模索中です。
経営上、口に入るものだから、今も気をぬけない。そして、素材の仕入れが季節ごとに安定しないし、農家さんから直接仕入れたり、そのつど美味しい旬なものはできも違うから調理のしかたも変わったりする。
デパートで食品を買いに来る方を想定しているので、やっぱり素材が同じでも調理方法を変えたほうがいいし、バラエティーにも富んでいたほうが、買い物もしやすいし。
とにもかくにも、美味しいものをいい状態で食べてほしいし。
でも、完全利益率は18%ほど。今年は15%位かなあ。ようするに6000万の売り上げで1000万前後の経常利益。もう少しないとねえ。
正直にまっとうに島の農業、漁業を支援するには相当なる陰の努力とスタッフの教育が全てだ。全容をお知らせするために現在、出版が決まり、毎日書いている。
一等地に島の素材の店出店の為、ずっと店舗を探したり、利益計算をしているが家賃代が足かせになる。最近は、景気の動向も非常に厳しくなっているので、そう簡単には物事が動かない。
最近は、地方のアンテナショップが増えてきた。一等地でやれるのは、助成金や国、県の補助があってのこと。自力でやるには、あと一山も二山も越えなければならないから大変だ! 東京で10坪探しても30万! 毎日一等地で20万も売り上げが立つ店って難しいからな。アイデアを練っている状況です。
頑張るぞ!
バックナンバー
2008年11月26日 「オンリーワンを食べる地元を愛する心を養う」
2008年10月08日 「本当の試練が始まる」
2008年09月03日 「食品業界の謎と未来」
2008年07月30日 「事業拡大時のコンセプト固め」
2008年06月26日 「できることから」
主 催
産経新聞社
サンケイリビング新聞社
fuji sankei business i
共 催
大和証券グループ
審査協力
大和総研
大和SMBCキャピタル
セミナー協力
中小企業基盤整備機構