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私が【壱岐もの屋】のスタッフと目指してきたものは、壱岐の島の存在価値を島の人と共有すること。島をブランド化するってそう簡単じゃない。ブランディングは消費者と生産者両方でキャッチボールしながら作り上げるもの。でも、島の人は、じまんがちょっと下手。自分達の素材のアピール方法を知らないんだ。
賞を頂いて、一番喜んでくれたのは、厨房のおばちゃんだったに違いない。
6年前、主人を東京に残して(旅館の長男であったが東京で仕事をしていたので)私が9ヶ月の長女と一緒に島に移住した。田舎の面白いものを探して、都会に合わせてネットで売って行こうという思いは今も変わらない。 島に移住し、 商品を作りはじめた時の採用者は63歳のおばちゃん一人。今は配送・厨房・企画をあわせると13人の大所帯。これに旅館のスタッフも加えると総勢30人の会社である。
田舎の人は、みんな素直である。賞の中身よりも頂いた金額に驚いて、店長が今まで苦労したことと言ったら・・・と色々と回想してくれた。当時、お取り寄せなんて、巷ではまだ使われてなかった。楽天なんて、ネットショップで買い物する人なんていなかった。たった5年前なのに。
実は、受賞後たびたび東京に来てリサーチしているが、あまりに流行(トレンド)の流れが早く、東京の動きについていけていない自分がいる。実際に島の価値を具現化するには、店舗でいいのだろうか?・・・実際、何坪にしよう? 3坪でいいから、自動車で売ろうとか、いや、環境に優しく、リアカーにするか? でも、利益は???
テレビで旅館と島茶漬けの放送があった。一時的には売り上げは上がるけど、そのスケールメリットは島の人には届きづらい。もっともっと、目に見える形で還元していかないといけない。どうすれば、店のためになるか?ではなく島のためになるか・・・を常に考えていくことが、私の使命なんだなあ・・・と。
リアル店舗×ネット店舗=未来系の店の創造である。ここが肝だ。
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