
朝から晩まで忙しく働くわたしに周りの方々から、「ストレス発散方法は何ですか?」という質問をよく受けますが、わたしは「息子と一緒に過ごす時間です」といつも答えます。
3年前に起業してボーノ・ボーノを開店した当時9歳の息子は、早朝からパン工房で働く母の店に登校前に立ち寄ることが日課になっていました。12月の寒い朝、白い息をハアハアと吐きながらマフラーを巻いて店の入り口に立つ息子の姿が今でも目に焼きついて離れません。粉まみれの手でマフラーを巻き直して学校に送った日々。心の中で「ごめんね。ごめんね」と何度もつぶやいては涙しました。
そんな息子も今では12歳になり、この春から中学生です。最近では、楽しみな一緒の時間にどんどん口数が少なくなってわたしはその変化に少々寂しい思いをしていました。
そんな中、先日地元のTV局の1日密着取材を受けました。取材の中でわが家の子どもたちにもインタビューがありましたが、レポーターの方から息子に「お母さんの事をどう思いますか?」との質問が。すると、息子が照れながら答えました。「お母さんの働く姿がかっこいい」と。息子の思いがけない答えに、それを聞いたわたしは泣けました。カメラを忘れて感動してしまいました。
彼の口からそんな言葉を貰えた喜びと感謝で胸が一杯になりました。いつの間にか母親を働く人として見ていた事に息子の成長を感じ、ひとりの起業家として、会社と社員の生活を担う社長として、わたしはもっともっと頑張らなくてはならないと改めて自覚しました。
小さな店舗の経営はその日その日が勝負。一瞬の気も抜けない毎日です。「働く姿がかっこいい!」と言ってくれた息子の言葉は、泣き虫母さんに勇気を与えてくれました。
「よーし、頑張るぞ〜!!」
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