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vol.02 「会社を作るときに必要なイメージ」
明けましておめでとうございます。大発会から大波乱の株式市場でしたが、今年はどんな年になるのでしょうか。証券市場に関わる私としては、不安な幕開けとなりました。

さて、今回は起業する前にイメージしておいたほうが良いと思われることのお話です。これから起業されるみなさんは、どのような規模の会社にしたいと思っているのでしょうか。すでに起業されているみなさんは、今の会社をどの程度まで拡大させていきたいと思っていますか?

ビジネスプランを練るときに、とかく目が行きがちなのはビジネスモデルの内容です。どんなビジネスをしたいか、もちろんそれは原点であり、事業計画書には必要不可欠です。そして、どのくらいの売上高や利益を出す企業に育てていくのかも数字で示すことになるでしょう。
それとは別に、女性起業家にとって重要なことはどのような組織を作る必要があるのかということです。これは単に社員数という意味ではありません。というのも、女性の場合は、どうしても男性に比べて出産や育児、介護などで働き方が制限されるケースが多くなりがちです。そのような状態に置かれたとき、自分が不在でもある程度業務が滞らないような体制と、それが可能なパートナーや社員の存在が欠かせません。そういった人材は急には現れませんから、組織が小さいうちから探しておき、場合によっては育てていくことが必要です。

厚生省の統計によれば、女性起業家の廃業率は22.9%で、男性に比べ約2倍なのです。事業不振や本人の病気という理由ももちろん多いのですが、男性にはみられない「育児」「家族の介護・看護」という理由が挙がっているのが特徴です。
また、同統計で最終的に目標とする年間売上高をみてみると、目標額1億円以上が男性は73.9%を占めるのに対し、女性は59.1%で、全体的にも女性は目標額を低めに設定する傾向にあります。一方、その目標達成の状況をみると、実際の売上高が目標額より下回るケースが男性は45.9%に対し、女性は60.4%を占めます。女性の場合、目標額を低めに設定しているにも関わらず、目指す規模になかなか到達しづらい現状がうかがえます。
理由は様々考えられますが、先ほどお話した働き方が制限され、思うように動けていない現実がそのひとつに挙げられるのではないでしょうか。

せっかく立ち上げて軌道に乗った会社を、たたんでしまうことになるのは残念なことです。そして、成長余地があるビジネス展開をしているにも関わらず、人的リソースの問題でチャンスを逃してしまうのももったいないですね。何より、サービスを利用してくださるお客様にも、事業が継続できないというのは申し訳ないですね。そうならないためにも、事業計画書には載らない、目指す組織のあり方や、自分にとって必要となる人材像を明確にし、獲得する方法を常に考えておいてほしいと思います。

(参考)大和総研では起業家のための「新規産業レポート」を公開しており、「利用しやすい女性向けサービス」を連載しています。
大和総研:www.dir.co.jp/eir/
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