| vol.18 「女性のライフスタイルと消費の多様化」 |
これからビジネスチャンスを探る女性起業家にとって出発点は、いうまでもなく女性のライフスタイルと消費構造の変化を考えることが原則ですね。
ライフスタイルといっても、高学歴化、晩婚化、少子化、社会進出・キャリアアップ志向、美容・健康志向など様々。
その中でも今後の消費に大きな影響を及ぼすのが社会進出・キャリアアップ志向だと思います。企業などの総合職や管理職に就く女性のニーズがどう変わるのかが重要です。
こうしたキャリア志向の女性は、家事に費やせる時間が不足する一方、所得が増えることになります。
つまり、彼女たちの関心ごとはどのようにキャリアアップを図るのかだけに留まりません。家事や育児の時間をどのように軽減し自由時間を増やすのか、そして増える所得を何に使うかが大きな関心ごとになります。
キャリアアップについては、資格取得やビジネス関連のセミナー・教室は当然として、職場に対応したファッション、美容関連のビジネスが広がります。
自由時間の確保のためには、ハウスクリーニング等家事代行サービス、ネットスーパー、料理レシピサイト、育児・子供教育支援サービスなどがあります。
また、通勤時間軽減のため住居近隣や自宅での仕事を支援するテレ・ワーク支援サービス(レンタルオフィスやSNS)なども有望です。
さらに、こうしたキャリア志向の女性は時間をフルに活用しなければならず、手軽なフィットネスクラブなどの健康支援ビジネスも拡大しそうです。
それぞれ従来の延長線上にあるビジネス分野ですが、キャリア志向の女性が消費の中心的担い手となることが重要です。中長期的に市場の拡大が期待できることになります。
このように今後のビジネス環境のシナリオを整理して考えると、今まで気づかなかった新しいビジネスアイデアも生まれやすいのではないでしょうか。
(参考)大和総研では起業家のための「新規産業レポート」を公開しており、「利用しやすい女性向けサービス」を連載しています。
大和総研:www.dir.co.jp/eir/
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