| vol.17 「男女共同参画白書と女性起業家の市場」 |
さる6月19日、男女共同参画白書2007年版が内閣府より発表されました。このコラムでも以前取り上げたように、管理職に占める女性比率の低さが改めて浮き彫りになりました。
白書には女性の社会進出の最新状況に関する国際比較、その促進に向けての取り組み課題が示されています。
国際比較に関する具体的項目としては、就業者全体に占める女性の割合、管理的職業従事者に占める女性の割合、それぞれの1985年から2005年までの進展状況、国会議員・閣僚・国家公務員・審議会等委員に占める女性割合、男女賃金格差などが明示されていました。
比較対象の主要12カ国の中でも、管理職の女性比率を中心に、日本が下位レベルに留まっているのを再認識させられました。ちなみに当該比率は、アメリカ42%、イギリス34%に対し、日本は10%。
こうした現状を改善するための取り組みは、政府や大手企業において既に始まっています。
したがって、今後長期間にわたり高キャリア・高賃金が見込める女性就業者の割合が着実に上昇するでしょう。
このような就業構造の変化によりもたらされる女性のライフスタイルの多様化は、消費市場においても大きなインパクトを及ぼす可能性があります。
ビジネスチャンスという視点からは、女性のライフスタイルの多様化を支援する分野の拡大が大いに期待できます。女性起業家にとって目指すべき市場の中でも、最も注目すべき分野だと考えられます。
たとえば、キャリアアップセミナー、家事代行サービス、料理レシピサイトなどの家事支援サービス、ベビーシッター、などなど。
上記事例は、従来から注目されており、目新しいカテゴリーではありません。しかし、重要なことは、その中でも独創的なビジネスモデルを考案し、新市場を開拓し、あるいはシェアを拡大する事が可能となることです。
今年度の本コンテストにおいて、こうした観点から、自分自身の強みを打ち出し、新規性に富むビジネスプランが続々登場することに期待したいです。
(参考)大和総研では起業家のための「新規産業レポート」を公開しており、「利用しやすい女性向けサービス」を連載しています。
大和総研:www.dir.co.jp/eir/
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