| vol.04 「女性向け市場へ起業続々」 |
先日、株式上場を目指すある男性社長にお会いしたときの話です。
その社長はメディア関係の仕事を長年続けたのち、最近新事業を3つ始めたとのこと。しかしどの事業も関連性が薄く、私は理解に苦しみました。ところが話しているうちに疑問が氷解しました。
社長いわく「すべて女性に喜ばれることをいつも考えていたことが新事業の発見につながった。」なるほど!と、メディアの仕事から3つの新事業まで線でつながりました。
2つ目の話。今秋株式上場したパソコン周辺機器の製造販売の会社。パソコンは当初、男性のオタク、マニア向けの商品でしたが、いまや大衆向けとなりましたね。その会社の決算説明資料を見たとき、はっとしました。今後の新たな顧客開拓戦略として、女性向けの製品を開発すると表明していたのです。
そこで記憶をたどると、パソコンのほか、これまで男性中心の市場であった、ゴルフ場や関連用品、電子ゲーム、自動車、携帯電話、カメラ、AV機器、コンニャク等健康志向食品など女性向けの新企画を熱心に開発する起業や、女子大生ブロガーを製品PRに活用する起業の話が次々と浮かんできました。
化粧品、女性用下着、エステなど明らかに女性をターゲットとする市場はすでに大きくなっていますが、男性志向市場において女性志向を新たに取り入れる市場はまだ開拓余地が大きいと思われます。
こうした起業の取り組みは今後一段と加速するはずです。
多くの起業が女性向け市場に関心を高め始めたことは、女性起業家には競争激化と見えますが、むしろ発想を転換し、市場が活性化しビジネスチャンス到来ととらえるのがセオリーです。
また、こうした市場は大起業の参入が多いため、女性起業家には歯が立たないなどとあきらめず、大起業に新企画をどしどし提案する積極性がほしいと思います。
(参考)大和総研では起業家のための「新規産業レポート」を公開しており、「利用しやすい女性向けサービス」を連載しています。
大和総研:http://www.dir.co.jp/eir/
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