| vol.02 「株式上場した先輩女性起業家の特徴」 |
きょうは非常に珍しい調査結果をまとめましたので、メルマガ誌上で初公開したいと思います。
それは株式上場起業の女性経営者の特徴についてです。調査対象は今年9月時点の上場起業3863社。その中から社長以上の女性(会長、副会長、名誉会長、筆頭の取締役まで)を調べたところちょうど50人を数えました。
とはいっても全員が起業家とは限りません。同族起業の後継者13人(4人は推測)、途中入社による昇進組13人を含みます。従って残り24人が創業者またはそのメンバーでした。この24人を女性起業家と呼んで差し支えないでしょう。
さらに女性起業家のうち夫婦創業が14人と多数を占めます。残る10人のうち、創業メンバーからトップに昇進したのは3人、従って創業の中心となった女性起業家は7人ということでした。
夫婦創業が多いのは、女性が単独で起業し上場するのは容易ではないからでしょう。夫婦創業といっても、発案者は男性が多いかもしれません。その場合でも共に苦労を分かち合って育て上げたと思われますから、やはり女性起業家に間違いないでしょう。
ところが面白いことに、夫婦創業のうち大半は80年代以前に創業したケースです。これとは対照的なのが、独自に創業の中心となった女性7人中5人までが90年代以降の創業であるという点です。2000年に創業した方も2名いらっしゃいます。夫婦創業が有力な手法である状況は続くでしょうが、上昇志向の高い独自創業の女性起業家が今後顕著に増えて行きそうです。
ではこうした女性起業家が取り組む市場はどんな特徴があるでしょうか。女性が手がけ易いサービスなどはそれほど大きくなれないと思いがちです。
ところが、まず夫婦創業の場合では、流通小売、運輸、人材派遣など女性の視点を生かし易い市場が多いのです。さらに独自創業の女性起業家の場合にも、食品、化粧品、エステと女性向けの市場が半数以上。女性が手がけ易い市場においては、小さく成功する方も大勢出てくると思いますが、工夫と努力によっては飛躍できる可能性があります。
このような先輩起業家の活躍を見ると大いに元気付けられるのではないでしょうか。
(参考)大和総研では起業家のための「新規産業レポート」を公開しており、「利用しやすい女性向けサービス」を連載しています。
大和総研:http://www.dir.co.jp/eir/
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